読書の時間
私は子供の時分から、本が読めませんでした。。。厳密に言うと、漫画は読めましたが、いわゆる小説、活字が苦手でした。なんか読んでるだけで、蕁麻疹が出そうになると言うか、、、、
ですので、国語のテストで文章問題なんかが出ると、まず文章を読まないで、問いに取り組むため、まるで意味が分かりません。。。よくある、それ、はどの部分を表してるでしょうか? 15字以内で答えなさい的な問いに、本気で自分で考えた俳句を書いた事があるくらいで、図書室行っての読書の時間は、必ずサザエさんかコボちゃん。
さらに、夏休みの宿題で、読書感想文なんかが出ると地獄です。40日かけても、一冊が読み終わらないという事態が発生して、先生に相談したら「好きな本を見つけて書けば良いんだよ」と言われたので、当時、私は小6くらいだったと思いますが、出たてのボートレース専門誌『マクール』を隅から隅まで読んで、熱いボートレース愛を書いていたら、親父はうなずいてましたが、お袋は泣いてました。。。
あ、ボートレースといえば、今日は多摩川準優ですね。。。もう、私は買える状況ではありませんが、良いメンバーですね。3つとも一発ありそうなメンバーが、3コース、4コースにいると言う、10レースの井口に、11レースの今垣、12レースの秦、と買える人は楽しいでしょうね。。。。って話を戻します。。。
そんな私が本を読めるようになったのは、噺家になってからです。。。前座時代に、噺家仲間から、これ面白いですよ!と言われて渡された、伊坂幸太郎。。。どうせ読めないよ、と思ってましたが、持ってるだけで、なんか知的な感じ?的な、気分で借りは借りたのですが、読む気はなかったのですが、しかし、当時、練馬は光が丘にいた私は、浅草演芸ホールなんて行くと、大江戸線、蔵前から光が丘まで、都庁前乗り換えで45分。疲れたから座りたいし、乗り換えなしの逆回りで、なんてな事になると、1時間の道のりです。
何気なく、開いて読み出すと、頭の中で絵が浮かぶ。。。それもかなり鮮明に。。。え?何これ?落語の影響?伊坂さんだから?と、他の作者のも読んでみると、全て、ドラマのように頭の中で絵が。。。落語恐るべし。。おぉ〜〜おもしれぇ〜〜。。。
さらに読書熱の拍車をかけたのが、同期、市弥さんが「兄さん、合わない、つまらないと思った本は、2、3ページでやめて、他行った方が良いですよ」と、このアドバイス!これは雷でドタマ、カチ割られたような、カチ割られた事はないですが、衝撃でした。。。
それから色々と読むようになり、好きな作家さんも出来て、今に至るのですが。。。一つだけ読書の弱点がありまして、一旦読み出して、ハマると、何もできなくなるという。。。ネタおろし近くても稽古しない的な、本業に差し障りが出るので、ここの所、買っても読まないで、我慢してたのですが、、、、、
昨日、読むんなら今じゃね!と、封印を解きました。。。ヒッサビサに読み始めると、面白いのなんの。。。また、これ読むなら、蔵出し落語のノート読めよ!と心の中で誰かが叫んでる。いわゆる、テスト勉強しなきゃなのに、ずっとテレビ見てる時の、罪悪感から来る爽快感。。。たまりません。。。
そんなこんなで昨日は一日中、読書に明け暮れておりました。。。。今日は稽古します。。。。しなくては。。。。うぅ〜〜〜。。。。封印を解いてしまったのが失敗なのか。。。。
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